Googleはどのようなページを低品質コンテンツと判断するか
面白い投稿があったので取り上げてみる。
https://moz.com/blog/low-quality-pages
要約
Googleが求める要素
・ユニーク
・ユニークかつ検索者にとって有益
・外部からのリンク
・リンクが高品質なサイトから貼られている
・検索者のクエリに的確に応えている
それに加えて、ページの品質を構成するものとしては
・ページスピード
・デバイス問わずアクセシビリティが良い(PC、スマホ、ノーパソ問わず有益な情報を享受できる)
・文法や用語の使い方が正しい
・画像や動画でも、Googleの理解促進のためにテキストも使用
・よく整理されて、読みやすい論理構成
・内部/発リンク
では、どのように品質を判断するのか?
・平均ページ滞在時間
・直帰率
・自然検索流入数
・アシストコンバージョン数
をそのまま見て判断してはいけない。指標を組み合わせて判断することが大事。
■指標の組み合わせの例
・ページ別訪問数
・その訪問が外部からか内部からか
・そのページを見た後に何ページ見たか
を滞在時間や直帰率と合わせて見ることでしっかりとサイトに興味を持ってくれたのかを知ることができる。直帰せず2ページ目を見てくれたということはページの質がユーザーを満足させるものだったと考えることが可能。
※そのほかの組み合わせの例はリンク先URLを参照
これらをすることで、ページを以下の3グループに分類する
- 高品質ページ群
- 改善ページ群
- 低品質ページ群
3.に関しては、ただ削除するだけではなく”実験”をしてみるといい。たとえば低品質なページをいくつか削除して、クロールバジェットを効率化してみる(ちゃんとコピーなどは残しておいて)。それでインデックスの促進、順位の向上、検索流入の増加が現れるか見てみよう。もしその傾向が見られたら、さらに削除してみる。
コメント:
やはり、Googleが「高品質」「低品質」と判断する基準は、外部から見ると「ユニーク」「クエリに応える」といった抽象的なものになりがちだ。しかし、抽象的な言葉ではページを改善するべきかわからないので、そこはGoogle Analyticsの指標を”組み合わせて”ページの品質を判断することになる(そもそもインデックスされていない、ページタイトルで検索しても表示されないなどは論外)。
ここで大事なのは、単一の指標で評価するのではなく組み合わせること。どのような組み合わせが良いかは検索エンジンに向けてなのか、ユーザーのエンゲージメントを見たいのかによって異なる。詳しくはリンク先を見てほしい。
最近言われていることは、「ユーザー行動」も検索順位に影響するということである。そのため、アクセス数だけではなく直帰率やページ滞在時間を合わせて見ることが多くなったと思うが、結局はページの品質はそれらもひっくるめて検索順位を中心として見ればいいのではないかなあと思ったりもする。
まあ、検索順位が良くてもCVにつながらないとビジネス的には良いページではないのだが…難しいね。